「長期ビジョン2030」の実現に向け、2022年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を定めています。 また、その計画の要点を「経営スローガン」としてまとめ、従業員にとって分かりやすく、日常的に意識できるメッセージ発信を行っています。
単年度の売上や利益よりも人財の成長支援・仕事のやりがい向上を優先し、 EXとCX(※)の好循環を促す基盤を整備する。結果として、財務面を含めた中長期的な目標を達成し続ける組織へと進化させ、 今後の業界No.1達成を確信できる3年間とする。
中期経営スローガン2024「EXから考える」に基づき、従業員の仕事のやりがいが向上していくための取り組みに注力しました。理念に紐づく人事制度の再構築の議論を開始したほか、人財育成の優先順位の引き上げ、特に若手の一人立ち支援に会社全体で注力したことに加え、現場集会(経営執行陣によるタウンホールミーティング)を全国で開始し、従業員の考える仕事のやりがいと会社の目指す方向性のすり合わせを行いました。
単位:億円
売上目標 | 実績 | 達成率 | 対前年比 | |
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ホームケア事業 | 171.1 | 171.6 | 100.3% | 108.5% |
リネンサプライ事業 | 94.9 | 96.0 | 101.2% | 114.9% |
M&A | 10.00 | 0.5 | 5.0% | - |
全社 | 276.0 | 268.0 | 97.1% | 110.9% |
福祉用具貸与市場が伸長している中、さらなる成長を目指し、①人財育成と組織構築、②エリアチーム制による質の高い顧客対応、③商品品質の向上やセンターの安定稼働/営業所やサービスセンターでの即納体制の確立などのサプライチェーンの強化、④都市部における出店などの各種施策を継続して実施したことで、年間売上目標の達成と市場伸長率を上回る成長を実現しました。
昨年10月より、日本政府が海外からの個人旅行の受け入れや査証免除措置の再開等を実施したことを受け、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、都市圏を中心にホテル等一般顧客向けの稼働が徐々に回復してきました。一方で、燃料費や資材費等の類を見ない高騰を受け、物流業務の効率化など、継続的なコスト削減に加えて、お客様に対する適正な価格負担の交渉を本格化しました。
中期目標で掲げている業界NO.1に向けて売上成長にこだわり、営業活動の強化だけではなく各地域における事業買収活動も積極的に行いましたが、小規模の事業譲渡案件の獲得となりました。