ヤマシタコーポレーション
178/216

制 度住 宅医 療医 療生 活見守り知らせる・見守る便利に暮らす医療機器住宅改修制度説明索引176認知症とは、年をとることで患う病気のひとつです。わたしたちのさまざまな行動をコントロールしている脳が何らかの原因によりうまく働かなくなることで記憶力や判断力などに障害が起こり、社会生活や対人関係に支障が生じている状態をいいます。認知症は病気です ■ 加齢による物忘れと認知症の違い ■ 認知症のサイン ■ どのように対応したらいいのか ■ 福祉用具でお手伝いできること認知症物忘れ朝、ご飯を食べたことは覚えているが、献立が思い出せない。認知症の症状には「中核症状」と「行動・心理症状」があります。脳がうまく働かなくなってしまうことで起こる「中核症状」は誰にでも起こる症状ですが、「行動・心理症状」はその人が持っている性格や環境、人間関係など様々な要因が絡み合って生じる症状です。つまり、接し方や支援によって「行動・心理症状」を緩和することができます。認知症は病気であることを理解し、正しい情報を得ることが大切です。いつも使っている日用品をどこにしまったのかを思い出せない。朝、ご飯を食べたことを覚えていない。日用品をしまったこと自体を覚えておらず「盗まれた」と考えてしまう。うまく火を扱えなくなったいつも通っている道に迷ってしまう同じ事を何度も聞いてくる以上のような症状が見られる場合は認知症の疑いがありますので、医療機関に相談することをおすすめします。大事な約束をすっぽかすことが増えた怒りっぽくなった物事に無関心になってきた曜日ごと時間帯ごとに薬を分けて収納できる福祉用具は、服薬管理が難しい一人暮らしの方におすすめです。服薬時間になると光や音で知らせてくれる福祉用具もあります。頭をなでると喜んだり、話しかけると返事をしてくれる癒し系の福祉用具です。認知症の方に使ってもらうと、不安感が取り除かれて落ち着きを取り戻すことがわかってきており、「行動・心理症状」を緩和できる商品として注目されています。症状が進行してくると、不安感から徘徊行動をとるようになってしまいます。ドア付近に設置することでセンサーが感知し、介護者に外出しようとしていることを知らせてくれる福祉用具です。環境・人間関係本人の性格中核症状・新しいことを覚えられない・季節や時間の感覚が薄れる・2つ以上のことが重なるとうまく処理できない・同じものばかり買ってくる行動・心理症状・自信がなくなり無気力になる・被害妄想を抱くようになる・不安・焦燥感を抱く・攻撃的な行動をとる・介護へ抵抗感を示す・異物を口にするようになる          などお薬の管理心を癒やす知らせる

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です