ヤマシタコーポレーション
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医 療医 療生 活見守り排 泄入 浴車いす用クッション車いすで移動するお風呂に入る排泄する排泄する知らせる・見守る便利に暮らす医療機器112 車いすを適切に利用するためには、クッションが不可欠です。座り心地をよくするだけではなく、正しい姿勢を保ち、臀部にかかる圧力を軽減して床ずれを防止するという効果もあります。ぜひ、車いすと一緒にクッションを活用しましょう。車いす用クッション ■ 姿勢の崩れと対応方法 ■ 車いすクッションの素材の種類 ■ 車いす用クッションには「向き」がありますのでご注意を!車いすをご利用になる方は、姿勢を保つための筋力等が低下していることが多く、車いす上での姿勢が崩れがちです。姿勢の崩れによって、関節の変形や内臓疾患を招いたり、特定の箇所に圧力がかかることで床ずれができたりする可能性もあります。姿勢が崩れやすい箇所と対応方法を知り、適切な姿勢を保つよう心がけましょう。車いすクッションには以下のような素材があります。複数の素材が組み合わされた商品も多いです。車いす用クッションには、裏表や前後左右など、正しい向きにして使用するものがほとんどです。前後を逆にしたり、裏表を逆さまにして使用すると、効果を発揮するどころか、姿勢崩れや床ずれができてしまう原因になるなど、かえって逆効果になる可能性があります。車いす用クッションをご使用の際は、必ず正しい向きになっているかを確認しましょう。車いす用クッションは、本体にカバーを装着するタイプが多いので、カバーを外した後に再度取り付けるときには特に注意が必要です。クッション本体の向きに気をつけて、カバーをつけるようにしてください。 113ページ〜▶ウレタンの密度によって硬さや反発力が異なります。姿勢を保持する機能に優れています。粘度のあるジェル素材です。圧力を分散する機能や、衝撃を吸収する機能に優れています。空気の圧力で支えます。空気量を調節することで、硬さや座り心地を変えることができます。ウレタンジェルエア上半身をまっすぐに保つことが難しく、側方に傾いてしまっています。背クッションの利用で傾きを防止できます。坐骨が前にすべり骨盤が後ろに傾いてしまっています。前方が高くなっているクッションでずれを防止できます。骨の突出部に圧力が集中してしまっています。クッションで全体を支えることで痛みや床ずれのリスクを軽減できます。▶▶▶前後表

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